借金の一本化とは?メリットとデメリットについて

最近、複数の借入を整理して返済をしやすくする借金の一本化というサービスが人気です。多重債務になっている方などを救済する目的のサービスとして注目されていますが、実はメリットとデメリットがあり、利用する際には自分にとってメリットになるかどうかを見極めてから利用する必要があります。

管理人

借金をしている所が1つになるって助かるな。


天使

返す金額は大きくは変わらないんだけど、気持ち的かなり楽になるよね。

多重債務は借金が膨らむ原因に

多重債務は借金が膨らむ原因に

金融機関のローンやクレジットカードのキャッシングには、基本的に返済しなければいけない期日が定められています。全額を支払う必要がある場合や最低返済額が定められている場合など、返済条件は違いますが状況によって様々ですが、返済期日に遅れると通常借金の利子とは別に遅延損害金が請求されることが一般的です。

1つの会社の返済期日までにお金が用意できない場合、遅延損害金を回避するために別の会社からお金を借りて返済にあてていくという自転車操業のような状態になってしまう方がいます。このように複数の場所からお金を借りている状態をが多重債務と言います。

多重債務になると、返済するあてがないまま借金が繰り返されることになるので、利子のぶん借金の額が膨らんでしまいます。そのため生活していくことが困難になったりに悪影響がでたり、最悪の場合には自己破産などのきっかけになったりするので、多重債務はできるだけなるべく早く解消した方が安心です。

複数の借入を1つにまとめて返済するのが借金の一本化

借金の一本化とは、複数の会社から借りているお金を1つの会社の借金にまとめることです。これは、銀行や消費者金融がおこなっている「おまとめローン」や「借り換え」ともいわれるもので、複数の場所から借入をしている多重債務を抱えている方に利用されています。

その仕組みは、現在借りている総債務額と同額の融資を新たな会社から受けて、全ての借金を返済し、その後に融資を受けた会社へ返済していくというシステムです。

たとえば、A社から20万円、B社から30万円、C社から50万円を借りている場合、この場合の借金の総額は100万円ですので、これをD社から100万円の融資を受けてもらって、A・B・C社に返済し、D社から借り入れた100万円を返済していきます。

借金の一本化は、借金がなくなるわけではないので、意味のないように見えますが多重債務を負っている方にとっていくつかのメリットがあります。

一本化すると借金が整理され返済しやすくなる

一本化の大きなメリットは、借金が整理されることです。複数の会社から借入をする多重債務の状態だと、会社によって借りた額や金利が違うので、現在の総債務額(借金の総額)を計算するのに手間がかかります。

そのため、自分がいくら借りているのかを把握するのが難しくなります。そんなときに借金を一本化すれば、総債務額が簡単に把握できるようになって金利計算も楽になり、返済プランが立てやすくなります。

また返済の期日や窓口が1つになるので、返すときに手間がかかりません。そのうえ、多くの場合、複数の会社に返済するより1社に返済する方が1月の最低返済額が少なくなることがほとんどです。これにより毎月の負担が軽減されて、現実的な返済ができるようになります。

管理人

管理するのってそんなに大変なことか?


天使

利子をどれくらい払っているか把握していない債務者って結構多いよ。それが複数の会社からってなると、いつ引き落とされるのかさえ分からなくなるケースもあるみたい。

銀行のおまとめローンなら金利が安くなってお得に

銀行のおまとめローンなら金利が安くなってお得に

クレジットカードのキャッシング機能や消費者金融で借金している場合、高い金利を支払わなければいけませんが、借金を一本化することで金利を安くできることがあります。それは銀行の「おまとめローン」を利用する場合です。

銀行のローンは、多くの場合クレジットカードのキャッシングや消費者金融より低い金利で借りられます。今まで高金利なクレジット会社や消費者金融の場所で借入しているなら、銀行がおこなっているおまとめローンなどを利用することで、今までより返済総額を減らすことができ安い金利で返済できるようになります。

特にネット銀行などの実店舗をもたない銀行は、普通の銀行よりコストがかからない分、貸し出し金利が低く設定されているので、金利の安くする目的で一本化するならネット銀行がおすすめです。

金利が下がっても支払い期間がのびて損してしまうデメリットも

借金の一本化は、複数の会社の借入を1社にまとめただけなので、借金が消えたわけではありません。むしろ、毎月の返済額が低くなって負担が軽減される分、返済期間が伸びて支払う利子が増え、最終的な支払い総額が一本化する前より増えてしまう可能性があります。

そのため、安易に一本化するとせっかく金利が下がったのに、最終的にはいつの間にか損をしてしまうことがあります。おまとめローンや借り換えを利用するときは、毎月の支払い額を見るだけでなく、支払い総額などを事前に計算しておき、損をせずに完済できるかどうか確かめておくとよいでしょう。

一本化したすぐあとに追加の借金をするのは難しい

おまとめローンでは、一本化した後に新たな借入をすることはできません。なぜなら、おまとめローンは、返済が難しくなった借金を整理して返済するだけのというもので、これまでの借金がなくなったわけではないからです。

また借入の履歴は金融機関で共有されています。そのため別の銀行などにローンを申し込んでも、おまとめローンを利用していることが知られてしまうので、返済が破たんする可能性がある元多重債務者として審査などで落とされる可能性が高くなります。

ただし、まじめに返済し続けて、ある程度借金が減った後ならば審査に通る可能性はあります。また、総債務額がそれほど大きくない場合、おまとめローンではなく銀行のカードローンなどを利用して一本化すると返済中でも追加の融資を受けられます。

それでも、一本化した借金を返済するまえに新たな借入をするのは、再び多重債務になってしまう危険性があります。借金をなくすためには、新たな借入をせず、強い意志をもってローンの返済に望むほうがよいでしょう。

管理人

ちょっと思ったんだけど、クレジットカードの現金化で借金を一本化することってできるの?


天使

まあやろうと思えばできるよね。だけど、ショッピング枠の残り枠や金利の面との兼ね合いを考えないとね。一括払いにするか分割・リボ払いにするのかもよく考えないといけないね。

銀行のおまとめローンは審査が厳しい

おまとめローンや借り換えは、申し込んでも審査で落とされる可能性があり、だれもが利用できるわけではないというデメリットがあります。とくに金利の低い銀行のおまとめローンは、ふつうのキャッシングより借入金額が大きくなることが多いため、審査が厳しいと言われています。

銀行のおまとめローンの審査に通るための確実な方法はありませんが、少なくとも審査で嘘をついたり、別の会社に多重申し込みしたりするとすぐにバレて、確実に審査で落とされてしまいます。

また、おまとめローンの審査は、借入額より借入件数が重視されます。とくに4社以上から借入していると審査で落とされる可能性が高くなり、5社以上から借り入れているとほぼ審査が通りません。ですので、銀行のおまとめローンを利用するときは、借入件数が多くなる前に申し込むようにしましょう。

利用するときはメリットとデメリットを頭に入れておきましょう

利用するときはメリットとデメリットを頭に入れておきましょう

借金の一本化は、多重債務の借入が整理され、返済プランが立てやすくなり、毎月の負担が減ってしっかりと返済できるといったメリットがあります。また、高い金利の貸金業者から借りている場合、金利が低い銀行のおまとめローンを利用すれば、月々の利息を抑えることができます。

しかし、毎月の負担額が減ることで結果的に支払い期間がのびて最終的な支払い総額が高くなってしまう場合があります。また、一本化した後は新たな借入が難しくなる、金利の安いおまとめローンは審査が通りにくいというデメリットがあります。

このように借金の一本化は、メリットとデメリットがあり、利用する方の条件によっては得をしたり損をしたりする可能性があります。おまとめローンを利用するときには、あらかじめメリットとデメリットを知っておき、そのうえで利用すると良いでしょう。

管理人

一本化のサービスって便利だな。銀行とかって案外債務者のことを考えてくれてるんだな。


天使

うーん。そう思う?銀行は基本的に金利で儲けを得ているから、うまいこと考えるなーと僕は思ったよ。


管理人

どういう意味?


天使

一本化っていうのは複数の会社に本来かかるはずだった金利を一社にまとめられるってことだよね?銀行側からすると、他の会社の金利を自社の金利として利益にすることができるってことだよね。


管理人

・・なるほどー。

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