クレジットカード現金化で必要なものは?大まかな現金化の流れについて

クレジットカードで現金化をすると聞くと、クレジットカードそのものを売却することと勘違いされやすいですが、実際にはショッピング枠で買い物を行い換金することを指します。クレジットカードを持っている時点でカード会社の審査には通過しているので、キャッシング枠が設定されていれば直接借入が可能です。

しかし、ショッピング枠の分割払い金利は数%の設定が多いにも関わらず、キャッシング枠は18%近い金利設定がされています。ショッピング枠を利用して換金すれば、返済は低金利で行える点を利用して、総支払額を少なくすることが目的でクレジットカード現金化は行われるわけです。

手持ちのクレジットカードの状況を確認しよう

手持ちのクレジットカードの状況を確認しよう

クレジットカードには、ショッピング枠が大きくキャッシング枠は一部設定されていることが多いです。中にはキャッシング枠が全く設定されていないクレジットカードも存在しています。

クレジットカード現金化を行なうメリットは、低金利なショッピング枠と高金利なキャッシング枠の金利差を利用して、手軽に現金を調達しつつ返済を少なくすることが目的です。

クレジットカードには、利用規約とカードブランドがそれぞれあるので、クレジットカード現金化を行なうためには、手持ちのクレジットカードについて予め調べておく必要があります。

ショッピング枠を確認しよう

クレジットカード現金化を行なう際には、ショッピング枠を利用して実際に商品購入を行い、現金化業者経由で現金を指定口座に振り込んで貰う必要があります。現金化業者の換金率は、85%前後というケースが多いので、低金利というだけでなく、ショッピング枠の残り利用可能額がいくらあるのか事前に確認しておかなければなりません。

現金化により入手したい金額から逆算して、ショッピング枠の利用可能額に余裕があれば問題ありませんが、与信枠に余裕が無ければ複数のクレジットカードを現金化しなければならないでしょう。

キャッシング枠の利用可能額が残っていると良い

カード会社の利用規約には、クレジットカード現金化を禁止する規定があります。しかし、通常のショッピングを行なう範囲内で自由に加盟店で利用できることに変わりはなく、使い方次第でクレジットカードの現金化がカード会社にバレてしまった時に利用停止となるだけです。

クレジットカード現金化を過去に行った人には特徴があり、キャッシング枠を使い切った後で急にショッピング枠を使った高額な買い物をしていると、調査対象となります。

目立った使い方をせず、キャッシング枠は使い切らずに残っている状態で現金化を行なうことが望ましいです。

現金化業者には2種類ある

現金化業者には2種類ある

クレジットカード現金化を安全に行なうためには、現金化業者として信頼出来る会社を選ぶ必要があります。一見すると同じ現金化業者に見えても、大きく分けて2種類の方式でショッピング枠を現金化していることに気が付くでしょう。

手持ちのショッピング枠が十分に残っているクレジットカードが利用停止とならないためにも、現金化業者として商品買取方式とキャッシュバック方式の違いと問題点を把握しておくと良いでしょう。

いざクレジットカード現金化が必要となった時は、なぜキャッシュバック方式の現金化業者を選ぶと良いのか理由を知っておけば選択を間違えることはありません。

商品買取方式の業者に注意

ショッピング枠を現金化する業者の歴史は長く、以前は商品買取方式の現金化業者が多くいました。現金化業者へ電話またはWEBフォームから連絡すると、現金化の仕組みを説明されて、希望金額に応じた商品購入を行なうという説明をされます。

商品買取方式の現金化業者は、古物商営業許可を得ているので、クレジットカード決済を行なって購入した商品をその場で買い取って手数料を引いた額を指定の口座へ振り込むわけです。

古物買取となるので、身分証明書の提出と現金振込口座を現金化業者へ通知する必要があります。問題となるのは、クレジットカードで購入した商品の所有権は、代金支払が完全に終わるまではカード会社にあるので、現金化業者が買い取る際には本来カード会社の同意が必要です。

しかし、同意を得られることは無いので、勝手に転売することとなり、詐欺罪が適用されてしまうことになります。このため、商品買取方式の現金化業者と関わると問題が多いわけです。

キャッシュバック方式なら安全性が高い

ショッピング枠を現金化する際に、身分証明書の提出と現金振込口座の通知という点はキャッシュバック方式でも共通です。しかし、キャッシュバック方式では、ショッピング枠を利用して購入した商品は自宅へ郵送されてきます。

届いた商品は、カード会社へ完済するまで自宅に保管しておけば良いので、転売することはありません。現金化業者は、商品購入特典として家電量販店が会員に付けているポイントと同様の還元を行い、還元方式がたまたま現金キャッシュバックというだけの話です。

正規に商品を購入して自宅へ保管し、キャッシュバック特典を現金で振り込んでもらうだけですから、違法性という点で問題となりません。

安全にクレジットカード現金化を行いたい場合には、最初からキャッシュバック方式の店舗を探して申込みを行えば良いでしょう。

関連記事:そもそもクレジットカード現金化とは?その意味について

現金化業者選びは事前にしておきたい

現金化業者選びは事前にしておきたい

クレジットカード現金化を行なう際に、キャッシュバック方式の店舗を選べば良いことは分かっても、実際にどの現金化業者が良いのか探す必要があります。

健全な営業を続けている店舗ほど、10年以上の営業を続けているので、いくつか候補を選んだら実際に少額決済を行なってショッピング枠現金化を試してみると良いでしょう。実際にキャッシュバック特典として現金が振り込まれれば、いざという時に大口決済を依頼出来る現金化業者と分かります。

確実に現金化を行なうためには、事前に3店舗程度の優良現金化業者を探しておくことが望ましいです。

クレジットカードと現金化業者には相性がある

ショッピング枠を現金化する際には、手持ちのクレジットカードを使った時の換金率を電話で確認する必要があります。現金化業者は、カード会社から見てカード加盟店という扱いとなるので、カード会社は決済手数料を加盟店から受け取ることで利益を得ています。

カード会社が指定する決済手数料は、3%~8%前後のことが多く、加盟店とカード会社の力関係次第で決済手数料は大幅に変わってしまうわけです。現金化業者の人件費や儲けを考えると、実質的な換金率は85%~90%の範囲であれば優良現金化業者と言えるでしょう。

しかし、クレジットカードブランドは種類が多いので、現金化業者とカード会社の加盟関係により決済手数料は様々です。手持ちのクレジットカードと利用したい現金化業者の組み合わせ次第では、換金率に差が出てしまうわけです。

現金化を行なう当日の相場を確認しよう

クレジットカード現金化業者は、同じカードブランドの現金化を一度に集中的に行なうことを嫌うので、換金率は毎日変わると考えておくと良いでしょう。

複数の優良現金化業者を確保しておくと良い理由として、日々の相場により同じクレジットカードであっても現金化の可否だけでなく換金率にも違いが出ます。新たに審査を必要とせず現金化出来る手軽さの代わりに、現金化率には相場があることも知っておくことが大切です。

クレジットカード現金化を行なう際には、当日の換金率が良い現金化業者へ電話による換金率確認をして、納得した上で身分証明書と振込先口座を通知する必要があります。