クレジットカード現金化という業界は、実際に逮捕者が出たり、カードが利用停止になったり少しばかりアングラな雰囲気を感じさせています。「違法性はないのか?」と疑問に思う方は多いことでしょう。これについては「グレーゾーン」という言葉がもっとも適しているでしょう。
目次
ユーザー側は比較的安全と言われている
2011年に逮捕者が出てからは警察が腰を上げた部分があり、ごく稀に検挙されるところがあるようです。しかし、今までの対象はすべて業者側であり、利用者側が逮捕されたという事例は1度もないと言われています。
また、業者側も貸付けと見なされるキャッシュバック型の取引をおこなっていたことが原因のため、現在の主流である商品買取り型で問題になることは現状ではほとんどないと言われています。
そのため、現段階では違法性はなく、逮捕の危険性はほとんどありません。ただし、これらは今現在の話であり、法律の改正や解釈の変化によって今後どのように扱われていくかは予測できないところでもあります。
クレジットカードが利用停止になるリスクは今もある
検挙されるリスクはほとんどないものの、カードの利用規約として書かれている項目「クレジットカードを現金化目的として使ってはならない」に抵触していることは明らかです。
そのため、警察のお世話にならなくてもカードが使えなくなるということは今でも十分に考えられるでしょう。また、クレジットカード現金化をすると自己破産申告ができなくなります。本当に貧窮している状態の手続きはかなりのハイリスクとなるでしょう。
詳しくはこちらの債務整理の記事をご覧ください。
自己破産とは、裁判所に「破産申立書」を提出して「免責許可」というものをもらい、全ての借金をゼロにするという手続きです。
破産ができるのは、「支払い不能」となった場合です。支払い不能というのは、債務者の負債の額、収入、資産等の状況から総合的に判断されます。
クレジットカード現金化はグレーゾーンの取引です。違法性はないとされており、逮捕される心配は今のところ薄いところですが、今後どのように変わるかは不明瞭です。
また、カードが利用停止になる可能性は今でも十分にあります。取引はあくまで自己責任ですから、慎重に判断する必要があるでしょう。
関連記事:クレジットカードが利用停止になった!対処方法と解除までの時間は?
クレジットカード会社に強制的にカードを停止される可能性について
実際にクレジットカード現金化するときは専門の業者を使ったほうが懸命です。換金率の相場は70%~80%で、もしかしたら自力でおこなったほうが高くなるかもしれません。
しかし、カード会社にバレて利用停止になるリスクを考えると、しっかりとした仕組みをつくっているプロに頼ったほうが安全でしょう。
決済代行業者の存在がバレるリスクを和らげる
そもそも、クレジットカードのショッピング枠を換金するときはカードそのものを使って決済できなければなりません。通常、クレジットカード現金化業者は支払いに関して信用度がありません。そのため、簡単にはカード会社の加盟店になれず、決済そのものができないはずです。
そこで助けになるものが代行業者です。社会的信用度が高く、クレジットカード現金化業者のほかにもネットショップや風俗店、深夜飲食店などのさまざまな店舗の支払いを仲介しています。
この代行業者でワンクッションおくことで、カード会社への請求内容がわかりにくく、結果としてバレるリスクが少なくなっています。
仲介する分だけ手数料がかかるため、最終的にユーザーの手元に戻ってくるお金も安くなります。しかし、その分だけ安全になりますから、クレジットカード現金化のときは業者を通したほうが良いでしょう。
関連記事:現金化業者の種類|無店舗型と実店舗型(金券ショップ)の違いとは?
クレジット現金化が不安なら『携帯決済で現金化』をするのも一つの手段
クレジットカードの利用を停止させられることは大きな痛手です。キャッシング枠が使えなくなり、その後の審査も通りにくくなります。どうしてもそのようなリスクを避けたいという方は、携帯決済がおすすめです。
携帯電話のキャリア決済を使って現金化する
DoCoMoやau、ソフトバンクなどの各キャリアには買った商品の代金を、通信費といっしょにして翌月に支払えるサービスがあります。これを利用することで、カードと同じように換金できます。
携帯決済の取引方法は同じで、商品買取り型が主流のようです。ただし、端末の支払いが未納だった場合は使えないようですから注意しましょう。
利用限度額はだいたい共通しており、長く契約しているほど高くなります。年数が3ヶ月以上で30,000~50,000円ほど、最大で100,000円まで上がるようです。ただし、有料コンテンツの月額費用もそのなかに含まれているため、人によってはそれよりも僅かに少なくなるでしょう。
スマートフォンでもタブレットでも、契約している端末が1台あれば使えるためとても手軽です。とくに主婦やフリーターの方などはクレジットカードを持っていないことがあるため、こちらを利用しているということは多いでしょう。
ただし、デメリットもあります。まず、換金率の相場が60%~80%と少々低めです。リボ払いや分割払いがないため一括でしか支払いができません。また、最近ではキャリアが取り締まりを始めており、将来的に換金すると携帯電話が使えなくなってしまう恐れもあるようです。
このように、クレジットカードの代わりに携帯電話を使って現金化する方法はあります。手軽さの面では変わりありませんが、今度はこちらが利用停止になるリスクを抱えることになります。換金率もそう高くはないため、「ここぞ」というとき以外は使うべきではないでしょう。
詳しくは下記のページでご説明していますので是非ご覧になってみてください。